水田ICTの農地整備
整備とICTをセットで、
使い続けられる田んぼへ。
自治体や土地改良区が主導で行う水田の農地整備事業に、ICTを活用した水管理システムを合わせて導入し、スマート水田による未来の水稲栽培環境の整備を支援しています。
ICT水管理が求められている背景
配水を管理する土地改良区では、人員不足で水管理の負担が増え、少ない人数での効率的な配水管理が求められています。広い面積を耕作する担い手にとっても、たくさんの圃場の給水栓を操作する労力が大きな課題です。こうした状況を受けて、国はICTを活用した水管理の社会実装を進めており、農林水産省は令和5年3月に「ICTを活用した水管理システム導入の手引き」を公表しました。
75%
水利用の順序を自動化し、必要な水量が従来の75%に。
約8割
使われずに流れる水(無効放流)が、慣行区の約8割に。
53%減
給水栓の操作時間が53%減。ポンプの操作時間は65%減。
国のICT水管理モデル事業(平成30〜令和4年度・全国13地区)で示された効果の例です。出典:農林水産省「ICTを活用した水管理システム導入の手引きについて」(令和5年3月) 農林水産省のページを見る
手引きで挙げられた課題と、ファーモの答え
モデル事業では、高い導入経費や、通信費・部品交換などのランニングコスト、機器の操作に慣れるまでの負担が課題として挙げられています。ファーモは、整備が終わったあとも農家や土地改良区が無理なく使い続けられることを大切に、製品と通信のしくみをつくってきました。
導入経費が高額
1台ごとの価格を抑えた製品
水位センサー27,500円〜、給水ゲート88,000円、給水バルブ99,000円(いずれも税込)。対象の圃場に広く導入しやすい価格です。
通信費・プロバイダ料金などのランニングコスト
月々の通信費は0円
製品とアンテナの通信料金はファーモが負担しています。低コストの通信(LPWA)で、アンテナ1台を地域で共有するしくみです。
基地局の設置と通信環境の整備
全国3,183か所の通信エリア
2016年から整えてきた通信エリアを使えます(2026年8月時点)。エリアの外は、ファーモアンテナの設置や地域単位の整備をご提案します。
機器の操作に慣れるまでの負担
スマホのアプリで、見る・判断する・操作する
水位の確認から給水の操作まで、スマートフォンでかんたんに行えます。購入後の使い方は、サポートセンターがご相談に応じます。
部品交換・電源の確保
電源工事のいらない、太陽光で動く製品
水田の製品は太陽光と内蔵バッテリーで動くため、配線や電源工事は不要です。お届けから1年間の製品保証がついています。
メーカーごとにシステムが異なる
データはAPIで取り出せる
集めたデータはAPIで既存のシステムにつなげられます。ファーモスタジオで、たくさんの地点をまとめて管理することもできます。
こうした点から、ICTを取り入れた農地整備でファーモの製品(水位センサー、給水ゲート、給水バルブ)の導入が全国に広がり、日本一のシェアを誇っています。
5万台以上
全国で使われているファーモの製品の数です。(2026年8月時点)
3,183か所
全国に広がる通信機の設置か所数です。(2026年8月時点)
0円
月々の通信料金です。ファーモが負担します。
整備で使うファーモの製品
圃場の給水・排水から、水路・ため池、地域全体の管理まで。水路の段階に合わせて、必要な製品を組み合わせられます。
田んぼの水位を確かめ、開水路は給水ゲート、パイプラインは給水バルブで、スマートフォンから給水を操作します。
たくさんの地点をまとめて見渡し、既存のシステムにつなぎます。通信エリアの外は、アンテナで整備します。
導入の事例
栃木県高根沢町での実証試験では、水田の水管理にかかる負担が大きく減りました。
約25時間
水管理にかかる労働時間が減りました。(平均)
約480km
見回りで走る距離が減りました。(平均)
約68%
圃場へ足を運ぶ回数が減りました。(平均)
栃木県高根沢町で、水位センサーと給水ゲートを使って行った実証試験の結果です(5〜8月の計測・協力農家の平均)。水位センサーと給水ゲートを各2台使う場合、年間で約50,900円の所得向上が見込まれています。2024年3月には、高根沢町とスマート農業の普及・通信インフラの整備・データ利活用に関する連携協定を結びました。 お知らせを見る
ご相談から運用までの流れ
整備計画の段階からご相談いただけます。設計を担当される会社の方からのご相談もお受けしています。
ご相談
整備の対象地区と、水管理で解決したいことをうかがいます。
通信エリアの確認
既設の通信エリアと、アンテナの設置候補地を確かめます。
計画と資料のご提供
製品の構成と台数、概算の費用、製品の資料をご用意します。
導入・設置
製品を設置し、アプリへの登録と使い方をご案内します。
運用とサポート
使い方や修理のご相談は、サポートセンターがお受けします。
自治体・土地改良区
- 整備の対象地区と目的を決める
- 地域の関係者・農家との調整
- 整備後の管理体制を決める
設計・施工の会社
- 整備計画への製品の組み込み
- 製品の構成と数量の確認
- 設置工事の計画
ファーモ
- 製品の資料と概算費用のご提供
- 通信エリアの確認と配置のご提案
- 導入後のサポートと修理の対応
整備の検討に使える資料
事業の計画や設計の検討にお使いいただける資料です。仕様や費用など、ここにない資料はお問い合わせください。
よくあるご質問
Q開水路とパイプライン、どちらの圃場でも使えますか?
Q月々の通信費はかかりますか?
Q電源の工事は必要ですか?
Q対象地区が通信エリアの外でも導入できますか?
Q一部の圃場や地区から始めることはできますか?
Q設計の段階から相談できますか?
Q集めたデータを、ほかのシステムで使えますか?
まずは、お話を聞かせてください。
地域の状況をうかがったうえで、現地調査から運用までの進め方をご提案します。おおよその費用や進め方だけを知りたい、というご相談でも構いません。








