メタン削減・脱炭素事業

水管理で、
脱炭素をデータで裏づけ。

水田から排出されるメタンガスの削減のため、中干し延長で削減した分をJクレジットとして農家へ還元するしくみの導入をサポートしています。

田植え後の水田に設置した水位センサー

水田のメタン削減が求められている背景

日本のメタン排出量のうち、農業分野が占める割合は8割を超え、その多くを稲作が占めています。水田のメタンを減らす方法のひとつが、中干しの期間を延ばすことです。J-クレジット制度では、中干し期間の延長が方法論として認められており、減らしたメタンをクレジットとして販売し、農家の収益につなげることができます。

82%

日本のメタン排出量のうち、農業分野が占める割合です。

7日以上

中干しを、直近2か年以上の平均の日数より延ばすことが要件です。

3割

中干しの延長で減らせるとされるメタンの量です。これを排出削減量として認証します。

出典:農林水産省「『水稲栽培における中干し期間の延長』のJ-クレジット制度について」(令和8年7月) 資料を見る(PDF)

地域ぐるみ

地域ぐるみの実践を支えます

中干し期間の延長など、水管理による水田メタンの削減を、データで裏づけながら進める脱炭素の取り組みです。地域ぐるみの実践を支援します。

記録

記録のための作業を、増やさずに

Jクレジット申請のための水管理の記録をファーモの水位センサーを用いることで、普段の水管理に役立てながら、そのデータはエビデンスとなり、容易な申請をサポートしています。

申請

導入から申請まで、一緒に

ファーモでは、水田由来の脱炭素の取り組みを導入からJクレジットの申請までサポートしているフェイガー社と提携しており、スムーズな導入が可能です。

申請で求められることと、ファーモの答え

中干し期間の延長でクレジットをつくるには、中干しの開始日・終了日や実施日数を記録し、その記録が実態と相違ないことを示す必要があります。国の資料では、水管理システムなどの営農支援ツールの記録も、生産管理の記録として示されています。

申請で求められることファーモでは

中干しの開始日・終了日と、実施日数の記録

水位の記録が、そのまま残る

水位センサーのデータがクラウドに残るので、田んぼの水位の移り変わりから、中干しの期間を日付で確かめられます。

記録が実態と相違ないことを示す証跡

ふだんの水管理のデータが、エビデンスに

センサーが自動で記録するデータは、手書きの転記に頼らない客観的な記録です。普段の水管理に使いながら、申請の裏づけにもなります。

たくさんの圃場・生産者の記録の取りまとめ

地域や組織で、まとめて管理

ファーモスタジオで、たくさんの地点の記録をまとめて見渡せます。データはCSVで書き出せます。

申請の手続きの負担

フェイガー社と連携し、申請を簡易化

水管理のデータを使って、J-クレジットの申請手続きを簡易化するしくみを、株式会社フェイガーとともに実用化しました。

機器の導入費用

水位センサーは27,500円〜、通信費は0円

1台ずつの価格を抑え、月々の通信費もかかりません。参加する生産者が導入しやすい価格です。

脱炭素の取り組みで使うファーモの製品

水位を記録する、給水を操作する、記録をまとめる。ふだんの水管理と、申請に必要な記録づくりを同じしくみで行えます。

水位を記録する

田んぼの水位をスマートフォンで確かめながら、データを記録として残します。

給水を操作する

中干しのあとの入水も、スマートフォンから遠隔で。開水路は給水ゲート、パイプラインは給水バルブを使います。

記録をまとめる

参加する生産者の圃場を、地域や組織でまとめて管理します。

導入の事例

田んぼに立つ水位センサー

栃木県小山市 思川西部土地改良区

生産者15名の団体申請で「みどり認定」を取得。

ファーモは株式会社フェイガーと約半年をかけて、水管理のデータを使ってJ-クレジット(中干し期間の延長)の申請手続きを簡易化するしくみを開発し、2026年に実用化しました。思川西部土地改良区では、生産者15名による団体申請で「みどり認定」を取得されました。栃木県内で、土地改良区による団体申請は初めての事例です。

水位センサーで、水管理のデータを取得
J-クレジットの申請手続きを簡易化
栃木県内で土地改良区による団体申請は初

お知らせを見る

これまでの取り組み

2025年9月株式会社フェイガーと、持続可能な農業の実現に向けて業務提携しました。 お知らせを見る
2026年4月水管理と脱炭素を両立するモデルを実用化しました。 お知らせを見る

ご相談から申請までの流れ

地域で取りまとめて進める場合も、まずは参加を考えている圃場の規模からご相談いただけます。

ご相談

取り組みたい地域と、参加を考えている生産者・圃場をうかがいます。

計画と資料のご提供

必要な製品と台数、概算の費用、申請までの進め方をご案内します。

水位センサーの設置

参加する圃場に設置し、アプリに登録して記録を始めます。

中干しの実施と記録

ふだんの水管理に使いながら、水位の記録を残します。

申請

提携するフェイガー社と、J-クレジットの申請を進めます。

自治体・土地改良区・JA

  • 取り組む地域と参加者の取りまとめ
  • 生産者への呼びかけと説明
  • 地域の取り組みとしての位置づけ

生産者

  • 中干しの延長の実施
  • 水位センサーの設置と日々の確認
  • 生産管理の記録

ファーモ・フェイガー

  • 製品の提供と導入のご案内
  • 水位の記録を活かした申請の支援
  • 導入後のサポート

申請の検討に使える資料

取り組みの計画や、参加する生産者へのご説明にお使いいただける資料です。

国の資料

中干し期間の延長のJ-クレジット制度について

農林水産省による、制度のしくみ、要件、必要な記録、収益の試算例をまとめた資料です。

資料を見る(PDF)

方法論

AG-005 水稲栽培における中干し期間の延長

J-クレジット制度で定められた、中干し延長の方法論です。

方法論を見る(PDF)

製品カタログ

水位センサーの特長と仕様

水位センサー、給水ゲート、給水バルブなど、各製品のパンフレットをダウンロードできます。

パンフレットを見る

お知らせ

水管理と脱炭素の両立モデル

株式会社フェイガーとともに実用化した、申請を簡易化するしくみのお知らせです。

お知らせを見る

取り組みについて相談する

よくあるご質問

Q中干し期間の延長の要件は何ですか?
中干しの期間を、その水田での直近2か年以上の実施日数の平均より、7日間以上延ばすことです。詳しい要件は、農林水産省の資料とJ-クレジット制度の方法論(AG-005)でご確認ください。
Q申請にはどんな記録が必要ですか?
出穂日、中干しの開始日・終了日、実施日数を記録した生産管理の記録と、その記録が実態と相違ないことを示す写真などの証跡が必要です。国の資料では、水管理システムなどの営農支援ツールの記録も、生産管理の記録として示されています。
Qファーモの水位センサーの記録は、申請に使えますか?
水位センサーのデータは、中干しの期間を裏づける客観的な記録として役立ちます。記録の扱いは申請のしかたによって異なるため、提携するフェイガー社とあわせて進め方をご案内します。
Q地域や団体でまとめて取り組めますか?
できます。思川西部土地改良区では、生産者15名による団体申請で「みどり認定」を取得されました。地域での取りまとめ方からご相談ください。
Q農家にはどれくらいの収益がありますか?
国の資料では、クレジットを1トンあたり5,000円で販売できた場合の試算として、10aあたり450〜1,850円の収益が示されています。実際の金額は、水田の条件や販売価格、手数料によって変わります。
Q導入の費用はどれくらいですか?
水位センサーは27,500円(税込)からで、月々の通信費はかかりません。参加する圃場の数に合わせて、概算の費用をご案内します。

まずは、お話を聞かせてください。

地域の状況をうかがったうえで、現地調査から運用までの進め方をご提案します。おおよその費用や進め方だけを知りたい、というご相談でも構いません。