地域防災・減災DX
気象・水位を見て、
災害に備える地域に。
スマート田んぼダムによる水害の軽減、異常気象への備え、水路やため池など自然環境インフラの常時監視。平時のデータの積み重ねが、いざという時の判断を支えます。
水害に強い地域づくりが求められている背景
豪雨による被害が相次ぐなか、国は川の流域全体で水害を減らす「流域治水」を進めています。水田に降った雨を一時的にためて流出を抑える「田んぼダム」は、その取り組みのひとつとして広がっています。ため池の被災の多くも豪雨によるもので、水路やため池を見守る体制づくりが求められています。
約9.9万ha
田んぼダムの取り組み面積です(令和6年度末)。令和2年度の約4.2万haから広がっています。
17万ha
国が成果目標として設定している、田んぼダムの取り組み面積です。
94%
直近10年(平成26〜令和5年)のため池の被災のうち、豪雨によるものの割合です。
出典:農林水産省「『田んぼダム』の手引き」(令和8年3月)、「農業用ため池を巡る状況」(令和6年7月) 農林水産省のページを見る
田んぼダム
田んぼを、下流を守るダムに
田んぼの貯留機能を活かし、地域全体の水害リスクを下げる「スマート田んぼダム」の取り組みです。遠隔での水管理と組み合わせ、減災につなげます。水田にIoT排水ゲートを設置し、豪雨のときに遠隔で排水を抑えることで、下流域の水害を軽くします。宇都宮市・山形県河北町と実証を進めてきました。
異常気象
異常気象に、データで備える
気象・水位のモニタリングで、自然災害に強い地域の農業基盤づくりを支援します。平時のデータ蓄積が、いざという時の判断を支えます。
水路・ため池
水路・ため池を、いつも見守る体制を
水路やため池などの自然環境インフラを、現場に行かずに常時監視できる体制づくりを支援しています。平時の見回りを減らすだけでなく、災害で人が近づけないときにも、状況を確かめ続けることができます。現場に行かずに水位を確かめ、水門を操作できるしくみは、ため池・水路の遠隔管理のページでご案内しています。
防災の取り組みで求められることと、ファーモの答え
国の手引きでは、ICTを活用した「スマート田んぼダム」は、雨の前に水を抜く事前排水で、より大きな効果を発揮するとされています。ファーモは、ふだんの水管理に使うしくみを、そのまま非常時の備えにできるようにしています。
田んぼダムの効果を高める事前排水
排水を遠隔で操作する、スマート田んぼダム
水田に排水ゲートを設置し、豪雨の前後に排水を遠隔で操作します。宇都宮市・山形県河北町と実証を進めてきました。
取り組みの効果を、農家に示すこと
水位のデータで、ためた水を見える化
水位センサーの記録で、雨のときに田んぼの水位がどう変わったかを確かめられます。取り組みへの理解づくりにも役立ちます。
平時の負担を増やさない
ふだんの水管理に使いながら、非常時に備える
通常は水田の水管理に利用しながら、災害の非常時には排水を遠隔でコントロールします。
豪雨のとき、人が近づけない水路・ため池
水位の監視と水門の操作を、安全な場所から
アクアモニターで水位を見守り、アクアドライブで水門を遠隔で開け閉めします。遠隔カメラで現地の様子も確かめられます。
霜や高温など、異常気象への備え
その場所の気象を、通知で知らせる
気象センサーは、その地点の気象データを5分間隔で取得します。山形県では、果樹の霜被害対策に57か所で使われています。
地域で情報を共有し、判断すること
同じデータを、関係者で同時に見る
データは複数人で共有でき、ファーモスタジオでたくさんの地点をまとめて見渡せます。APIで、防災の案内などにつなげることもできます。
防災・減災に活用できる国の支援
田んぼダムや、ため池の監視体制づくりに活用できる国の事業があります。対象となる取り組みや要件は、事業ごとに異なります。
出典:農林水産省「農業用ため池を巡る状況」(令和6年7月)。対象となるかどうかは、各事業の要件と窓口でご確認ください。申請の検討に必要な製品の資料はご用意します。
防災・減災で使うファーモの製品
田んぼ、水路・ため池、空の様子。地域の水と気象を、同じ通信でまとめて見守ります。
導入の事例
石川県・能登半島地震
被災したため池の水位を、現場に行かずに見守り続ける。
2024年の能登半島地震では、農業用ため池の堤体にひび割れが発生しました。道路の寸断と人手不足で常時の管理・観測が難しいなか、ファーモの水位センサー「アクアモニター」が複数か所に導入され、ため池の安全管理と二次被害の防止に役立ちました。この取り組みにより、北陸農政局から感謝状をいただきました。農林水産省の資料「農業用ため池を巡る状況」(令和6年7月)でも、水位計による遠隔監視の例として紹介されています。
これまでの取り組み
ご相談から運用までの流れ
一部の地区や、見守りたい施設1か所からでもご相談いただけます。
ご相談
備えたい災害と、対象の地区・施設をうかがいます。
現地の確認
通信エリアと設置の候補地、水門の形などを確かめます。
計画と資料のご提供
製品の構成と設置場所、概算の費用、製品の資料をご用意します。
設置
製品を設置してアプリに登録し、関係者で見られるようにします。
運用とサポート
使い方や修理のご相談は、サポートセンターがお受けします。
自治体
- 対象の地区と、備えたい災害を決める
- 地域の防災計画などでの位置づけ
- 情報を共有する関係者を決める
土地改良区・農家・管理者
- 田んぼダムや監視への参加
- 設置する場所の確保
- 通知を受けたときの対応を決める
ファーモ
- 製品の構成と設置場所のご提案
- 製品の資料と概算費用のご提供
- 導入後のサポートと修理の対応
防災の検討に使える資料
事業の計画や予算の検討にお使いいただける資料です。仕様や費用など、ここにない資料はお問い合わせください。
よくあるご質問
Qスマート田んぼダムとは何ですか?
Q排水ゲートは、いつから使えますか?
Q避難の判断などに、データを使えますか?
Q気象センサーでは、何がわかりますか?
Q電源や通信のない場所にも設置できますか?
Q国の補助事業は使えますか?
まずは、お話を聞かせてください。
地域の状況をうかがったうえで、現地調査から運用までの進め方をご提案します。おおよその費用や進め方だけを知りたい、というご相談でも構いません。







