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水位センサーをお使いの方へ|異常値、誤計測への対応方法をご案内

水位センサーは、正しい設置で、センサー本来の力を発揮できます。
誤計測にお困りのお客様やより正確に水位を取得されたい方は、ぜひご確認ください。

誤計測の多くは、設置状況によるものです。
このページでは、センサーを正しく使い続けるための設置時のコツや誤動作時の対処法をまとめています。

水位センサーは、「超音波センサー」を利用しています。

はじめにセンサーの原理を正しく理解することが大切です。
水位センサーは、超音波を利用しています。

超音波とは、人の耳には聞こえない音をまっすぐ出して、その反射で水面までの距離を測ります。
そのため、メンテナンスフリーで使える反面、センサーと水面の間に「稲・草・泥」などの障害物があると、正しく測れません。

ここからは、よくある設置状況による影響とその対策をご案内いたします。

よくある設置状況の影響とその対策

【設置状況①】稲がセンサーの近くにある

問題:
センサーは超音波で水面までの距離を測定しています。
稲がセンサーに近すぎると、葉や茎を「水面」と誤認し、誤計測します。

稲が成長する前には、正しく測れていたが、稲が成長したタイミングで、「誤計測」が増えた、そんなお客様は、この稲が影響している可能性が高いです。

対策:

  • 設置位置の稲を一株抜く
  • 稲を植えていない場所(畦際など)に設置
  • 周囲に空間がある場所を選ぶ

下記画像のように稲が周辺にない場所が理想です。

【設置状況②】センサーのお皿を田面に埋め込みすぎた

問題:
センサーお皿部分が土に沈みすぎており、常に1~2cm水があると誤検出されます。

対策:

  • センサーのお皿は、田面ギリギリに設置する
  • お皿の上に、土が載り膨らんでいないかを確認する
  • 可能であれば、本格利用前に設置後、「0cm時に0と表示されるか」確認する

【設置状況③】測定値にズレがある → 補正値で解決可能性があります

問題
設置状況とは、少し異なりますが、「水が多いのに、少なく表示される」「少ないのに、多く表示される」といった誤差への対策をご案内します。

対策手順:

  1. まずは、設置状況①、②をご確認の上、
    該当しないか?、周辺に障害物がないか?をご確認ください
  2. それでも、改善がされない場合は、アプリの「補正値」設定をご活用ください
  3. アプリ設置画面から、補正値の設定が可能です

補正値について

補正値とは、水位の測定結果に「手動で調整」を加えるための機能です。

アプリが測定した水位に、あなたが設定した補正値(プラスまたはマイナス)を加えたり引いたりするだけの、シンプルな仕組みです。

過去の測定データには影響しません。 補正値を設定した後からの表示にのみ適用されます。

以上と設置状況による影響とその対策のご紹介でした。

設置状況を確認の上、快適な水田ファーモライフをお送りください。

【設置状況④】ウレタンの破損・剥がれがある

問題
ウレタンが剥がれたり破損すると、異常値が計測される場合があります。

対策手順:

オンラインストアにてウレタン(部材)を販売しております。恐れ入りますが、部材をご注文の上、取り付けてください。お客様にて取り付けが難しい場合、サポートセンターへお問い合わせください。

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