
【栃木県宇都宮市】地元に美味しい食べ物を~Hinoe Wineryを取材~
こんにちは!
栃木県宇都宮市にある、ワイナリーを取材してきましたぁ🎤
その時の様子をリポートしていきたいと思います。

左:) 潔さん 右:) のりこさん
現在、免許を申請中で実際にワイナリーとして稼働できるのは今年の秋から収穫からになります。
醸造をワイナリーでしようとすると、とても大変でなんとか前に進めているような状態。
HinoeWineryにした理由は、
ワイナリーの場所が宇都宮市新里町丙地区にあるので、訓読みすると「ひのえ」になるから。
取材当時ブドウが取れている面積は、60a(0.6ha)。
今後は1haになる予定で、今後も増やしていきたいと語ってくれました。
栽培している品種は、メルロー(赤)とシャルドネ(白)を中心に栽培しており、
カベルネ・ソーヴィニョンや山葡萄、ピノノワールなどにも現在挑戦中!

枝の長さにもよるが、この1本の木からワイン2本分くらいのブドウが収穫できる。
来年のことを想像しながら、伸ばす木の枝を選ぶなど剪定を行っていた。

吉村さんご夫妻は、原木シイタケの栽培も行っている。
その栽培経験を活かして、環境負荷を少なく栽培したいと考えていた。
シイタケも出てくるまでは見えない。
見えない所を想像して栽培していくという部分を考えると、
作物が違うので想像の仕方は違うけれども見えないものに対して、
どうしたらいいのかを考えながらやっていくという点でシイタケづくりが活きているのだとか。

自分たちや見えている物以外にも世の中にはたくさんあって、土の中の微生物など見えていないけれどもいて、その中で生物が育って生きているんだなっていうのを感じているんだって。
すごく素敵なお話を聞かせていただきました。

メルローはしっかりした印象で軽やかな宇都宮の野菜にピッタリなワイン。

皮とコンタクトさせたような仕込み方が特徴。さっぱり・すっきりとした辛口の味わい。
「Hinoe Winery」のある宇都宮市。
この土地は夕立があり湿度がすごく上がるし、夜の温度も下がらないので色づきが難しかったり、雨も多く病気が出やすいといったこともあり、栽培には全く適していないそうだ。
それでも宇都宮市という場所を選んだのは、夫妻が宇都宮市出身だということや、
地元でなにか美味しいものが作れたらいいなと思ったのが決め手。
そして、栽培が難しいと言われているピノノワールも栽培している。
栽培する理由については、難しいけれどこの土地の味が出やすいと感じ、美味しく出来てきているので頑張って栽培し続けたいと話してくれた。
今回、特別にワイナリーを案内していただきました。


ステンレス製タンクで、大きいモノは冷水で温度管理している。
発酵や夏の暑さで熱で液温が上がり過ぎてしまう時には、冷水で冷やすことによって
クリーンなワインが作れるポイントでもあった。

なんか、科学実験が始まりそうな装置や器具がたくさん並んでいて、初めて見るものばかり。
どれもワクワクするものだらけでした。
いや~、ワインって奥が深いっ!
お話を聞いているだけで、見えない所にまで気を配る。
その難しさを毎日感じるんだろうなぁ。
とても貴重な取材になりました。


それでは、失礼いたします✋