活動レポート

全国各地で展開している、ファーモを使ったスマート農業の実証事業を現場からレポート。その土地ならではの課題や特徴も交えてお伝えします。
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養魚場でファーモ導入|栃木県で始まった養魚場での取り組み

こんにちは!!
読んでいただきありがとうございます。

今日は、水面下で動いていた魚の養殖場でファーモ導入への取り組みをご紹介していきたいと思います。

この綺麗な場所で、日光サーモンやヤシオマスなどの養殖が行われています<゜)))彡

初めてお伺いした時、雨上がりの空が凄く綺麗でした。
お魚がたくさん泳いでいました。

■どうして、養魚場でファーモが使われるようになったのか。

別の案件で知り合った企業の代表様にご紹介いただいたのが、養魚場の方と出会ったきっかけになります。
こちらの養魚場でお話を聞いてみると、水産試験場にも養殖に関するデータはあるものの、水質が違うため独自のデータを取得されたいという事が開発するに至ったきっかけになります。

□水に関するデータが欲しい

水位が下がる事は気にしないが、水が止まってしまう事が問題で、水が30分とまってしまうと魚が死んでしまう。
水が止まるのが心配で、天気が荒れると分かっている時や、荒れている時は養殖場に泊まり込んで管理をしている。
養殖場での水は、水平に水かさが増えていくのではなく、波打つように増えていくので水位を測るのが難しい。
また、水のゴミを取り除いてから養殖場に水を流しているが、ゴミを取る場所でゴミが詰まるとオーバーフローして下に流れてしまい、水が止まってしまうといった課題があった。
そして、水温に比例して魚がエサを食べる為、水温が急激に上がったりすると酸欠で魚が死んでしまう。だから、水温に対して排水しながら水を入れている。取水と排水の水位データも分かったらいいとの事でした。

■夜間の水管理

夜間水管理で確認したいことは、ゴミが溜まっていないか、水の濁りと水位が見たい。
そのために、カメラ(動画)でみたいとお話されていました。
ただ、光で照らしてその時に写真を撮るとした場合だと、光が魚にあたってしまうと魚の成長を妨げる場合があり、注意が必要そうでした。水位が下がってアラートが出た時に、光で照らしてカメラが使えるようになるのはいいとおっしゃていました。
また、雨が降るだけで宿泊するのにはまだ訳があり井戸水管理をしていると、停電した場合に井戸水をくみ上げるポンプが止まってしまう。

この範囲をカメラで見たいんだって。

□溶存酸素量(DO値)と魚の成長

魚の成長には、DO値が関係しているとか。
というのも水温に比例してエサを食べる為であり、給餌をした後は減りやすい。DO値が6を下回ると魚が大きくならないともおっしゃられていました。また、このセンサーはキャリブレーション(校正)を行わなければならないのですが、それも毎回校正液に浸してキャリブレーションを行っているのが旧来からのやり方で、空気でキャリブレーションが行えるもので計測が出来るのがラクだそう。


実際に、導入して水位を測っていただいていますが、どんなモノが適しているのか確認する為に水田用で使用している水位センサーを持って行って、設置しましたが水温計の長さが短く計測できませんでした。また、設置方法も別に取り付け用の金具等が必要になりそうでした。

仮設置後の水位センサー
ここの出っ張りに設置できそうでした。
ここの養魚場のオーナーに飼われているワンちゃん♂、、
女性が行くと付いてくるみたい(笑)
すっごく可愛かった❤

課題山積でしたが、進捗がありましたらまたご報告したいと思います(^▽^)/
では、この辺で失礼いたします☆

最後に…♡


皆さん、お話を聞かせていただきありがとうございました<m(__)m>

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